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Mac OS X で PostgreSQL を使ってみよう (1)

第四企画  坂井 潔

はじめに

この記事では、Mac OS X の現時点(2009-05-16)での最新版であるバージョン 10.5.7 (Leopard) に、今回は EnterpriseDB 社が提供する「ワン・クリック」インストーラを使って簡単に PostgreSQL をインストールし、動かしてみたいと思います。

1. 用意するもの

1.1 Mac

筆者が使用した Macintosh は、一世代前の MacBook White です。

プロセッサ 2.1 GHz Intel Core 2 Duo
メモリ 2 GB 557 MHz DDR2 SDRAM
ディスク 120 GB (5400rpm)
OS Mac OS X バージョン 10.5.6

1.2 ソフトウェア


 One click installer
    今回は EnterpriseDB 社が提供している「ワン・クリック」ディストリビューションを使ってインストールしたいと思います。お持ちの Mac OS X のバージョンが 10.4 以上であれば使用できるはずです。PostgreSQL 本家(英語)の Mac OS X 用のパッケージ一覧サイトから EnterpriseDB 社のダウンロードページへのリンクが張られています。このダウンロードページから Mac OS X 用のディストリビューションをダウンロードしてみます。「postgresql-8.3.7-1-osx.dmg」というディスクイメージです。これを開いてましょう。
Installer Disk Image open
「postgresql-8.3.7-1-osx」というアプリケーションが入っていました。

2. PostgreSQL のインストール

ディスクイメージの中に入っていた「postgresql-8.3.7-1-osx」というアプリケーションを立ち上げてみます。
Reboot-your-mac prompt
筆者の環境では、「シェアードメモリの設定が /etc/sysctl.conf で調整されたから、システムを再起動してから、もう一度インストーラを立ち上げて」と言われました。では言われた通りにしてみることにします。

※このメッセージは環境に依って異なることがありますので、できるだけ内容を読むようにしてください。場合に依ってはリブートの前に /etc/sysctl.conf の内容を書き換える必要があるかもしれません。


Mac をリブート、立ち上がったらダウンロードしたディスクイメージファイルを開き、その中のアプリケーション postgresql-8.3.7-1-osx.app を開きます。

Installer started

この後は、ほとんどの場合、デフォルト設定のまま「Next >」ボタンを押していけば問題ありません。PostgreSQL自体は「/Library/PostgreSQL/8.3」に、データディレクトリは「/Library/PostgreSQL/8.3/Data」に設定されます。ただし、パスワードだけはご自分で入力してください。
Password twice
確認もあわせて同じものを2回入力します。このパスワードは後で何度も入力することになるので、必ず覚えておきましょう。この次に聞かれる PostgreSQL のポート番号ですが、通常は 5432 になっていますので、このまま使うことにしましょう。

※既に別の PostgreSQL をインストールしている場合にはこの番号が 5433 などになっている場合もありますが、そのまま変更しないで「Next >」をクリックしても特に問題はないようです。
Locale select
ロケールの設定は文字列のソートの場合などに使われます。今回はとりあえず「ja_JP」に設定しておきましょう。「Next >」をクリックすると PostgreSQL 自体をインストールする設定は終わり、これでインストールできる状態になったことを言ってくれますので「Next >」をクリックしてインストールを開始します。「Installing」の画面になりますのでしばらく待つと、
Installed, and to Stack Builder
「PostgreSQL のセットアップウィザードが終わりました」と出ました。これで PostgreSQL 自体のインストールは完了したようです。それと同時に「終了時にスタックビルダ(Stack Builder)を立ち上げますか?」と尋ねられました。これは PostgreSQL のインストールを補完するツールやドライバ、アプリケーションをインストールしてくれるものなので、チェックを入れたまま「Finish」をクリックして、立ち上げてみることにしましょう。

3. スタックビルダでいろいろなアプリケーションをインストール

Stack Builder started
スタックビルダが立ち上がると、対象のソフトウェアを選択するように言われるので、先ほどインストールした「PostgreSQL 8.3 選択(5432 から)」を選択します。PostgreSQL インストール時の設定に依ってはこのポート番号が別のものになっているかもしれません。選択したら「次へ(N) >」をクリックします。
Select applications to install
カテゴリの中のサブカテゴリを開いてみると、チューニングのためのツールや ODBC ドライバなと、いろいろなものがインストールできることが分かります。今回は phpPgAdmin を使いたいので、「Web Development」の中から「phpPgAmdin」を選択しました。
Applications to install, selected
このとき「ApachePHP v2.2.10.-5.2.6-1」にも自動的にチェックが入りました。これは phpPgAdmin をインストールする為には ApachePHP が必要であるという、依存関係にあるからのようです。今回はちょうど PHP 自体も使いたいので、スタックビルダの力を借りてこのまま Apache / PHP をインストールしたいと思います。もしあなたが他にもインストールしたいものがあれば、そのパッケージにもチェックを入れて、次へ進んでください。

確認の為に選択されたパッケージを表示されるので、次へをクリックするとパッケージインストーラのダウンロードが始まります。しばらく待つと「これからインストールするけど、後でリスタートして」とのメッセージが表示されます。

次へをクリックすると、選択したパッケージの数だけ順番にインストーラが立ち上がっていきます。「ワン・クリック」と言っても実際のクリック数は結構な数になりますが、ほとんどデフォルトの設定のままで進んで行けば良いので、あまり苦にはなりません。内容を簡単に確認しながら「Next >」「次へ」のボタンをクリックしていきましょう。それぞれの設定、続いてインストールが順次立ち上がり、そして終わります。すべてのパッケージのインストールが終わると、
Stack Builder to end
完了画面が表示されるので「終了」をクリックしてインストールを終わらせます。

それでは早速 PostgreSQL を立ち上げてみましょう。
 

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